水産缶詰の代表格として君臨しているサバ缶。近年のブームを経て、ツナ缶に勝るとも劣らない存在感を放っています。しかしここへきて、サバの記録的な不漁が続いているそう。サバ缶を販売しているメーカーは、値上げや発売休止を発表していて、今後サバ缶はどうなってしまうのでしょうか?
福井ソウルフード!今後サバはどうなる?
サバ缶売り場の状況(画像はファミリーマート福岡老司店/福岡片江店さんのInstagramから)
海の玄関口として、様々な海産物がとれる福井。長期保存ができるようにとはじまった、魚を塩漬けにしたのち糠漬けにするへしこは、福井のソウルフードとして有名です。
■3月12日は鯖街道の日プロジェクト→こちらから
特にサバで作られることが多いへしこですが、今年のサバの不良には頭を悩ませます。
昨年の夏、小浜市でも猛暑によってよっぱらいサバの不漁が話題になりました。
■ホシフグの大量発生も話題に→こちらから
今回のサバ不漁の原因は、海水温が高い事や、イワシの大群などが挙げられていますが、今後サバが戻ってくるかは不明。
よっぱらい鯖のお造り(画像はeri_xcx @福井グルメ大好きさんのInstagramから)
この結果を受け、マルハニチロは4月1日からサバ缶26品を値上げし、例えば「月花さば水煮」は税込み341円から411円となります。
そして水産食品を扱う極洋は、サバ缶詰の出荷を一時停止するそう。
サバ缶売り場の状況(画像はサバ缶専門店さんのInstagramから)
全国的に品薄となっているサバ缶。福井でも、サバ料理が遠い存在になってしまわないことを願います。