2月13日、『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』など、壮大なSF作品で知られる、漫画家の松本零士さんが亡くなりました。死因は急性心不全で、85歳でした。福井県も松本さんとはゆかりがあり、各地で悼む声が相次いでいます。
ロマンが詰まった数々の作品を残し「星の海へ旅立つ」
松本零士さん(画像はWe Love Nihon さんのInstagramから)
未知の世界が広がる広大な宇宙を舞台にし、魅惑的な美女や人間味あふれるキャラクターたちが登場し、心を揺さぶるストーリーが展開される。
松本さんの作品は世代や年代を超えて、多くの人から愛されています。そんな昭和50年代のアニメブームを作った伝説的な巨匠が、都内の病院から星の海へ旅立ってしまいました。
松本さんは福岡県出身ですが日本各地にゆかりがあり、福井県敦賀駅市には『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』のモニュメントが並んでいます。
アナライザー(画像はまいここさんのInstagramから)
JR敦賀駅から氣比神宮までの商店街に、星野鉄郎やメーテル、アナライザーなどの人気キャラクターがずらりと28体。
キャプテン・ハーロック(画像はがんちゃんさんのInstagramから)
■福井の桜の名所→こちらから
これは、1999年の開港百周年記念事業に合わせて設置されたものです。敦賀はかつて、東京とパリをつなぐ『欧亜国際連絡列車』が経由しており「日本でも有数の鉄道と港の町」でした。敦賀の未来像と松本先生の作品の世界観を重ね合わせ設置に至り、現在もファンにも堪らない観光スポットとなっています。
■福井と崎陽軒のつながり→こちらから
松本さんの告別式は近親者のみで行われましたが、後日お別れの会を開催予定だそうです。
素晴らしい作品を数多く残してくれた松本さん。心よりご冥福をお祈りいたします。